
年の瀬が近くなると、徐々にお誘いが多くなるのが忘年会です。
または、自分が幹事の立場となって開催することもあるでしょう。
忘年会で意外と簡単に済ませてしまいがちなのが、締めの挨拶です。
酔いつぶれてしまって、会が中途半端に終わったまま新年を迎えてしまった、苦い思い出のある幹事経験者もいらっしゃるのではないでしょうか。
忘年会では、締めのマナーとして以下のポイントに注意した挨拶を必ず入れておくと、気持ちよく新年を迎えることができるでしょう。
目次
忘年会の挨拶-締めのマナー1:自分が幹事の立場の場合
自分が幹事の立場で進行を任されているのならば、以下のポイントが重要です
出席者の中でも立場が一番上の方に事前に頼むこと
会社などのフォーマルな忘年会の場合は、特に立場が一番上の方に頼むことが重要となります。
会全体が引き締まるからです。
スポーツクラブやサークルなど、気心の知れた仲間で行う場合は、リーダーや指導者に頼む場合やその年に活躍した話題の人が行うこともあるでしょう。
また、幹事自らが話すこともあると思います。
何れにしても突然その場で依頼されると困ってしまう方も多いので、事前に依頼しておく必要があります。
タイミングを見計らって挨拶を始めること
宴会の状況を見て、参加者が時間を持て余してしまう前に挨拶をしてしまう方が良いでしょう。
だらけてしまってからでは、途中で退席してしまう参加者も出てくるかも知れません。
また、幹事本人が途中で酔いつぶれてしまっては会が締まりませんので、幹事本人も節度ある飲み方をする必要があります。
参加者全員で乾杯、もしくは万歳三唱などを行うこと
フォーマルな会では進行に含まれていることが多いですが、参加者の気持ちを一つにして忘年会を締めくくるには、全員で同じ動作を行うと効果的です。
例えば、締めの乾杯などは、だらけてしまった会を最後に引き締めるのに最適です。
また、プロジェクトや試合など、同じ目標に向かって頑張ってきた仲間との宴会であれば、達成した喜びを祝う意味でも最後に万歳三唱を行うと喜びも倍増します。
もしくは会場の状況によっては、他の方々の迷惑にならない程度に全員で同じ歌を歌っても良いでしょう。
同窓生が集まった会などでは、懐かしい校歌を歌ったりすることで昔の思い出を共有することができます。
忘年会の挨拶-締めのマナー2:自分が挨拶する立場になった場合
また、自分が挨拶する立場になった場合は、以下の3つのポイントに気をつけると良いでしょう。
話が長くならないように気をつけること
宴会の最後になると既に数時間が経過しており、参加者の中には疲れている人もいます。
時計を気にして、いつ退席しようか考えている人もいることでしょう。
大切な会の最後で上手に挨拶を行うには、簡潔に話を終わらせる必要があります。
印象付けるために笑い話などを話すこともあると思いますが、その場合もダラダラと長く説明するのではなく、できるだけ短時間で参加者が楽しく笑えるような話題にすると好印象です。
この場合、話し始めに参加者が笑うタイミングを作ると場の雰囲気が和み、その後の流れもスムーズにいきます。
1年間の感謝の気持ちを表現する
忘年会に参加しているということは、そこに出席している参加者に、何かしらの繋がりがあるからこそ参加しているということなので、この1年間お世話になった方々に感謝の気持ちを言葉で表現すると好印象です。
その際に気を付けておきたいのは、誹謗中傷や差別的・批判的な発言、愚痴を言わないようにすることです。
ネガティブな発言は意外と人の心に残ります。
年の最後は好印象で締めくくれるように、感謝の気持ちを述べることが重要です。
この1年の感謝の気持ちを伝えることで、相手も気持ちよく新年を迎えることができます。
新しい年の抱負を述べる
次の年に何を目標とするのか、参加者は意外と興味があります。
または新しい年の抱負を口に出すことで、自分自身にとっても新しい年に向かう気持ちの切り替えができます。
この時に注意することは、独りよがりな目標を口走らないことです。
自分さえよければよい、というスタンスではなくて、自分の目標を達成するために地道に努力していく決意を語ると好印象でしょう。
また、他の人の協力を必要とする目標ならば、その目標を達成することで他の人にとってもどんな良い結果が待っているのかを簡潔に具体的に話せると、新年を迎えてもスムーズにスタートすることができます。
しっかりと抱負を述べることで、上司にもやる気をアピールしておきたいところです。
まとめ
たった数時間の会ではありますが、進行次第では参加者の記憶に長く残る記念の会となることもあります。
酔いつぶれて醜態を見せて終わる悪い印象ではなく、感謝の気持ちや抱負を述べるなど、気持ちよく新年を迎えられるような宴会にすることが重要です。
また、宴会後も会場を提供してくれた方々に感謝の言葉を言ったり、忘れ物がないかなど、確認をする心遣いも持てるとより良いでしょう。